最恐のホラー映画を撮る夢を持つ若者が
フィルムに取り憑いた魔物と力を合わせて
映画のキャラクターたちと戦っていく話。
主人公と魔物の構図や設定は「うしおととら」とそっくりだが、
既存の有名映画をモチーフにした敵が登場するのは悪くない。
ただ、作品やキャラクターの名前がアレンジされているために
妙に安っぽく感じてしまうのは残念。
また、マンガとしての表現力が足らないのか、
各キャラクターの魅力や個性も薄いし、
キャラクターが多い戦闘シーンでは
誰が誰に何をしたのかがわかりにくい。
ベースとなるアイデア自体は悪くなかったのに
そこからの盛り上がりが期待したほどでなく、
没頭できるほどのクオリティを感じなかった。