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ふじと南極のなかまたち<上・下巻>

昭和40年代に砕氷艦に乗って遥か南極まで出向き、
いろいろな観測を行った調査団の日々をまとめたもの。


あまり知られていない南極観測隊の作業内容や
船内生活について描かれているのは興味をそそるが、
大半のページ下部に挿絵や注釈のスペースが取られているせいで
マンガ本編が小さくて読みにくいのが残念。


また、事実をもとにしているはずなのに
かなりマンガっぽく誇張されたキャラクターで
どこまで本当の話なのか疑わしいのと、
昭和40年代の話だということを実感しにくい作風。


もっと隊員たちの仕事や南極の魅力が垣間見れるのかと思いきや、
作者が勝手に想像したやり取りばかりで期待ハズレだった。


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