将来の希望が持てないまま漫然と暮らす中学生の少女が
都会から来た変わり者の転校生と交流していく話。
限られた世界で生きる中学生らしく、
家族と友人程度しか登場しない世界観で、
不自然な言動を繰り返す転校生の背景が
少しずつ明らかになっていく展開。
ただ、キャラクターには魅力を感じることができず、
予想通りの人物像が明らかになっていくだけという印象だし、
筋書きについても冒頭で明かされた結末に向かって
じわじわと近づいていくだけなので、
世間の評判に見合うだけの面白さを味わうことができなかった。
「弾丸」という表現やウサギの件など、
明確に説明せずモヤモヤさせる要素がある一方で
ストーリーについては特にひねったところがなく、
引き込まれるような部分が見つからなかった。