神を宿す家系の末裔となる女性が
おかしな言動を繰り返すようになっていく話。
取材班が密着しているという体裁で
ドキュメンタリー風に撮影された作品だが、
その部分のこだわりはあまりないようで
映画的なカメラワークが多数使われている。
また、タイの文化的背景に馴染みが薄いからか、
どうにも状況がわかりにくい部分があり、
大雑把で古臭さを感じる見せ方も災いして
それほど引き込まれる部分がなかった。
トラブルが大きくなっていく後半も
同じような展開が繰り返されるばかりで
他のホラー映画に匹敵するほどの迫力がなく、
テンポが悪くてダラダラしている印象を受ける。
この内容で2時間10分というのは長すぎるし、
独自の魅力を感じる部分も見当たらなかった。
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