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攻殻機動隊<1~2巻>

人体の一部を機械化したり
脳内の情報をやり取りできる技術が普及した近未来で
深刻な危機を排除していく公安警察の活動を描いた話。


アニメ映画化をきっかけに国内外での知名度を上げ、
以降の作品に多大な影響を与えたSFだが、
専門用語や人間関係の説明がほとんどないまま話が進むため、
マンガとしてはかなり読みにくい部類に入る。


作者の頭の中に構築された独自の世界観を
各コマの描写やセリフの端々から
背景となる設定を推測しながら読み進め、
その奥に透けて見える広大な舞台を味わうのが醍醐味。


読み解くにはかなりの覚悟が必要なマニアックな作風だが、
サイバーパンクの金字塔といえる作品。


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