電気をエネルギーとした自動運転車が普及した近未来を舞台に、
エンジンを積んだ車で公道を走るモータースポーツを描いたもの。
「頭文字D」の流れを汲む作品だが、
一般車や通行人のいない無人の公道をサーキット代わりに
いろいろな市販車が走りを競う設定は新鮮。
ライバルと比べて非力な車種でありながら
コーナリングでの並外れたテクニックで
上位陣に食らいついていく流れは
前作同様の気持ちよさがある。
反面、キャラクターは非常に浅く、
魅力もないし、セリフもとことん嘘っぽい。
登場人物が何かしゃべるたびに少し冷めてしまう。
あくまでドライビング技術とレース展開を楽しむための作品。