電気をエネルギーとした自動運転車が普及した近未来を舞台に、
エンジンを積んだ車で公道を走るモータースポーツを描いたもの。
公道を走る市販車の勝負を題材にしながらも
ドローン中継などの近未来を感じる設定があるのは新鮮。
また、マシンの規制が接地面積に対する重量だけで
排気量や馬力などが自由というのも面白い。
同作者の「頭文字D」と同様の迫力や興奮が味わえる反面、
人物の描き方は上達していないどころか
これまで以上にイマイチで魅力を感じないのが残念。
また、背景に写真をそのまま使っているコマも違和感がある。
やや話のテンポが遅く感じるところや
解説者のセリフが載った背景が延々と続く場面は気になるが、
「頭文字D」のような公道レースが好きな人なら楽しめるだろう。