人里離れた山間の牧場でヒツジの世話をする夫婦が
ある日生まれた子供を育てていく話。
序盤で少し変わった出来事が起こり、
どういう流れになるのかと思ったが、
そこから1時間以上淡々とした場面ばかりで
ほとんど話が進まない。
結局、弟の登場に何の狙いがあったのかもわからないし、
ラストの展開もよくわからない。
背景に宗教的なものがあるのだろうという想像はつくが、
予備知識がない者にとっては何もわからなかった。
説明不足な点も問題だが、10分で終わる内容を
10倍に引き延ばしたような中身の薄さが致命的で
とにかく退屈で独りよがりな作品だった。