発達障害の人がその特性のせいで
どういう反応をしてしまうかを解説したもの。
発達障害の中でも割合の多い
ADHDとASD(自閉スペクトラム症)の人が
日常生活や学校、職場で周囲から浮いてしまう行動と原因、
それに対して周囲の人や本人がどう考えると解決するかが
かなり具体的に書かれていて参考になる。
特徴ごとに4ページという構成と
そのシチュエーションを表すイラストがあり、
本としてもサクサク読めて数時間で読破できるのも助かる。
現実問題としては周囲の感情や都合もあるため、
本書で提案されているほど柔軟な対応は難しい部分もあるが、
発達障害の人の事情を理解する意味では役立つ1冊。