コンプレックスや劣等感を抱えた男性が
どのような気持ちでいるのかをまとめたもの。
単に女性にモテないというだけでなく、
コミュニティの中でうまく居場所を見つけられなかったり
人付き合いに苦手意識があるような男性たちの
いろいろな状況における心理や行動原理が語られているので、
彼らの考え方や感情がよく理解できる。
ただ、ひたすら本音と愚痴が書かれるばかりで
改善のための行動を起こすような意見は出てこないため、
ネガティブで未熟な様子ばかり伝わってくるので
読んでいると徐々にウンザリしてくる部分がある。
本としての読み応えは薄めなので、
何かを得るためというよりも反面教師として
若い人に早い段階で読んで欲しい1冊。