別荘地で休暇を過ごす3人の一家に、
隣人の使いで男が卵をもらいに来るところから始まる。
裕福な生活を送る家族の中に異物が入り込んでくる恐怖感はあるものの、
不快なストレスを感じさせる以外に中身のない仕上がりなのは残念。
後味の悪い作品というのは多々あるが、
「冷たい熱帯魚」などのように展開があるわけでもなく、
ただ小規模な範囲でダラダラと襲われるだけだった。
また、終盤で映画の枠を無視した演出もあったが、
それが許される世界観でも作風でもないだけに、
ただ奇をてらっただけで没入感を失うやり方だったと思う。
不快な作風でも面白ければ評価したいが、
ただ不快なだけでつまらない作品だった。
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