リストラで人員整理を終えた大手投資銀行を舞台に、
資産価値暴落が危ぶまれる不動産について緊張が走る様子を描いたもの。
世界的な影響を与えたリーマン・ショックを題材にしており、
舞台となる銀行はリーマン・ブラザーズをモデルとしている。
巨大企業が明日にでも破産するかもしれないという危機感は独特で、
どういう展開になるかに興味をそそられたが、
中盤の進展がなく、途中で退屈に感じたのは残念。
登場人物の多くが吹き替えが合っていないのも大きなマイナスで、
登場人物にあまり魅力がないのとあいまって感情移入できなかった。
面白い瞬間もあるが、ラストも唐突で
1本の映画としては盛り上がることもなく単調な作品だった。