自分勝手で癇癪持ちの母親に
子供の頃から悩まされてきた作者の人生を描いた話。
自分の母親をどこかおかしいと感じながらも
子供にとっての母親は圧倒的な支配力を持ち、
生活面をすべて頼っている以上、逆らえないという苦しさ。
感情の波が激しすぎて、過干渉だったり激昂したりと
予測できない唐突な母親の言動に
子供ながらに疲弊する様子が伝わってきて非常に辛い。
感情移入するほど辛い本で、読む方もしんどい。
ヒステリックに叫び、子供を苦しませる言葉を浴びせる様子に胸が痛くなる。
救いがないし、読んだところで何も生み出さない本。
感受性の強い人はダメージが大きいので注意。