あるホテルのコンシェルジュとベルボーイが
とある資産家の死をきっかけに四苦八苦する話。
シリアスな筋書きながらコメディタッチで描かれており、
「アメリ」やティム・バートン作品を連想する独特のかわいさがある。
脈略のないストーリーでどんどんあさっての方向に進んでいくし、
どんでん返しなどがあるわけでもないので
ストーリー自体にあまり期待をすると失敗する。
本作の魅力はその見せ方やノリにあり、
次々と新しい場面に移り変わりながら展開していく
その不思議な雰囲気を楽しむ作品。
やや人を選ぶが、合う人には大ウケする個性的な映画。
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