数秒間だけ他人の身体を乗っ取れる特殊能力を持った高校生が
同じような能力者たちとともに活動していく話。
「コードギアス 反逆のルルーシュ」を連想させる風貌の主人公だが、
その能力を目先の利益に悪用するばかりという小物ぶりから始まる。
かなり軽いコミカルなノリで話が進むが、キャラクターが立っていて面白い。
ひたすら能力者を見つけていく流れで中盤まで進み、
同じような展開にそろそろ飽きてきた頃に起こる大きな展開でまた引き込まれた。
一気にシリアスな方向に舵を切るのも大正解で、
今までバラバラだった要素を一気に伏線として活かしてくる流れは
「STEINS;GATE」と同じような興奮を味わえてよかった。
最後の展開はやや話が大きくなりすぎのような気もするが、
インパクトやキャラクター勝負の浅い内容ではなく、
しっかりとした土台の上でコミカル路線、SF路線の両方で楽しめる作品。