満足度の高い人生を送るため、
意識しておいた方がいい7つの事柄を提案する本。
1996年発行とかなり古い本だが、世界的なベストセラーとなり、
ビジネス書や自己啓発本の定番として非常に有名。
だからこそ期待していたが、前半は文章の引きがそれほど強くないので
集中して読み続けるにはなかなかに大変。
また、「パラダイム」「原則中心」「教会中心」「デリゲーション」など
使われている言葉に馴染みがなく、うまくイメージするのが難しい。
読んでいるうちにどういう意味かはなんとなくわかるが、
もっとピッタリな日本語があったのでは、と思ってしまう。
内容としては社会人の行動パターンがうまく分析されていて、
仕事や家庭において思い当たることが多々あり、
より充実した人生を送るための意識として共感できる部分も多い。
後半に行くほど刺激的なアドバイスが増え、読む速度が加速していくし、
途中に挿入される数々のエピソードは興味深く、ジンとさせられる。
かなり有名な本だけに、ビジネス書好きなら読んでおきたいが、
文章としての読みにくさと500ページほどもある分量のせいで
それなりに気合を入れないと読破できないだろう。
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