戦後の神戸を舞台に、子供服作りに没頭していく女性たちを描いた話。
序盤の20話ぐらいまでは展開が早すぎて
徴兵や終戦、出産などの大きな出来事すらあまりにもあっさりと過ぎ去り、
主人公たちに共感できないまま話が進んでしまう。
その割に中盤以降はやたらと遅くなり、
主人公が悩んでいるばかりでなかなか話が進まない。
弱気で熱意にかける主人公は感情移入しにくく、
いざ店を開いてからも甘すぎるところが多いので
ビジネスとして応援したい気持ちが生まれない。
また、陰気で暗い展開ばかりでスカッとできる機会が少ない。
子供服を扱う神戸の老舗メーカー「ファミリア」の
創業者がモデルになっているということで期待したが、
惹きつけられる要素が少ないドラマになってしまって残念。