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DEATH NOTE<全12巻>

DEATH NOTE モノクロ版 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)
集英社 (2012-10-12)
売り上げランキング: 15,997

名前を書いただけで人を殺すことができるノートを高校生が手に入れる話。

「ヒカルの碁」の絵を担当していた作者のマンガだが、
全編通して非常に丁寧で綺麗な絵と、
素晴らしいシナリオで展開されるサスペンスがたまらない。
飽きさせない展開ばかり。破綻もなし。

「名前を書いたら相手が死ぬ」というシンプルなルールが
ここまで深い物語として展開できるとは。
全体的に文字だらけで他のジャンプコミックスの3倍ぐらい時間がかかるけど
読み応えたっぷりで面白い。伏線の張り方もすごすぎる。

黒のジャケットの1巻で始まり、
白のジャケットの12巻で終わるとは見事。

でも、第一部(日本編)で終わっておけば、という世間の感想はたしかにわかる。
説明臭いながらも「なるほど、ほほぉ」と楽しめたのは大半が第一部だ。
第1巻で、引き出しにノート隠蔽の仕掛けを作ってるあたりとか
個人的には最高に燃える。

第2部(海外編)に入ってからは
「君にはどういう意味かわからないだろうけども
 これはちゃんと意図があってのことなんだぜフフフ」
と言われているようで、長いフリを我慢して読んで
あとでネタばらしを読む、という作業の繰り返しなのだ。

特に、読者に見破られないように
どんどんとトリックや仕込みが複雑になってきて
どういう状況だったかをかなり記憶していないと、
タネどころか何がすごいのかすら気づくのが難しくなってくる。

そういう意味では第1部の、適度にわからないながらも
すぐにタネ明かしされて納得できる心地よさはよかった。

とはいえ、単純な発想に見えるノートのアイデアでよく作り込んだし、
一気にファンを作ったのも確かだと思う。
実際、この短期間で映画化までたどり着いたわけだし。
思えば「HUNTER×HUNTER」が4冊出る間に全12巻を完結させている。
ものすごいペースと緻密な絵を最後まで保ったプロ意識は素晴らしいと思う。

最後のリュークは最高にカッコよかった。
あの部分だけは最初から決めてた気がするなぁ。

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