マンガを原作としたドラマの第2シーズン。
前回の主要キャラが再びライアーゲームに招待されるところから始まるため
お互いの関係や性格は前シリーズを観ていないと理解できないが、
ドラマそのものの面白味としては今回からでも味わえる。
要するに、借金に苦しみ、どうしてもお金が必要な者たちが参加し、
事務局が提示するルールにのっとってゲームをして勝敗を競う、という流れ。
ゲームのルールはやや複雑な部分もあるが、
CGによる説明や、リハーサルという形で実演する場面が挿入されるので
一度聞けばどういう内容かはしっかり理解できる。このあたりは非常に親切。
ルールを聞いたときには、大きな必勝法がないように見えるゲームだが、
互いになんとか有利になろうと思案するアイデアが面白い。
一方が思いついたアイデアに「なるほど」と頷き、
もう一方がそれを上回るアイデアを考え出し、
危うくなったところで実は裏のアイデアがある、という展開がお決まりだが
新しいアイデアが語られるたびに、きちんとルールの範囲内で
人間の心理をついた作戦になっているところに感心する。
菊地凛子演ずる葛城はどうにも気を持たせすぎてて鬱陶しい。
キャラが立っているのは他の登場人物ばかりで大物ぶる様子が鼻に付くだけだった。
続きが気になるタイプのドラマなので
DVDなどで一気に視聴することをオススメする。
ただし、決勝戦を劇場版へと続けたのは残念すぎる。
テレビドラマならその範囲内できちんと完成させて欲しかった。
【関連作品のレビュー】
ライアーゲーム<第1シーズン>(テレビドラマ)
ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ(劇場版)