量産型の召し使いロボットが感情を持ち、
徐々に人間のように変化していく話。
何事も堅苦しく反応するロボットが微笑ましく、
少しずつ周囲に受け入れられていく様子にグッとくる。
ただ、徐々に人間臭くなっていくアンドリューよりも
序盤のロボットらしい頃の方が
キャラクターとして魅力的なのは残念。
また、自分勝手な登場人物が多いので
アンドリューが人間として生きたいと思う気持ちに
イマイチ説得力がないように思えた。
大胆に時間を経過させる展開が新鮮で、
ロボットの視点から見た人間の姿と
LGBTなどにも通じるマイノリティーを描いた作品。