とある田舎町の市民病院を舞台にした話。
意識の低い医師たちが無責任な行為を繰り返し、
モチベーションの下がったスタッフたちの元に新しい医師が転任してくる。
筋書きそのものはありがちで非常に王道的だが、
それを支える俳優たちの演技が素晴らしく、とにかく夢中で観ていられる。
特に主人公である医師は裏がなく、安心して感情移入できるし、
それを取り巻く登場人物も敵ばかりではなく、
味方になる人が多いため、嫌な気持ちにさせられることがない。
登場人物に無駄がなく、最初から最後まで綺麗につながるデキ。
ひねりはないが、まさに「いい邦画」のお手本。面白かった。