レビューブログ【レブログ!】

映画、アニメ、ドラマ、マンガ、書籍、英語読書の感想(ネタバレなし)が6000件以上!


話すための英文法ハック100

英語を勉強する人がよく感じる疑問について
腑に落ちるための解釈を100個紹介したもの。


なぜ丁寧表現は過去形なのか、
willとbe going toはどう違うか、
否定形のmustとhave toはなぜ意味が違うかなど、
英語を勉強していく過程で誰もが感じる疑問について
概念や由来をもとにしたとらえ方を説明している。


ひとつの知識が2ページ前後でまとめられており、
「なんとなくそういうもの」だった部分が
スッとイメージできるようになるので
単なる丸覚えよりも定着しやすいように思う。


好奇心が刺激される内容ばかりなので
空いた時間で少しずつ読み進めていけるし、
英語の成り立ちや文化的背景が透けて見えるのが面白い。


英語学習をある程度進めてきた人が
表面的だった知識をより深く掘り下げるための1冊。

よく似た英単語の使い分け

意味やニュアンスの区別がわかりにくい英単語について
表現の強さやフォーマル度の違いを解説したもの。


cute / pretty / beautifulの使い分けや
at once / immediatelyのニュアンスの違いなど、
いざ聞かれると理解があやふやな単語について
非常にわかりやすく整理されている。


混同しやすい単語ごとに2ページにまとめられ、
例文を使って具体的なニュアンスが説明されているので
各単語の使い所を実感することができる。


ある程度の英語を勉強した人が
英会話や英作文にチャレンジするときに
語彙力を増やして幅広い表現力を身につけるための本。

ネイティブも驚く英会話のコツ

海外の人と英語で会話をする際に
スムーズで気持ちのいい話し方を説明したもの。


TOEICや受験などの試験対策本が多い中、
英単語や文法をある程度理解している人向けに
会話に特化したアドバイスをまとめた本というのが新鮮。


適切な単語が思いつかないときの切り抜け方や
相手を傷つけないために配慮した表現、
盛り上がるためのあいづちの打ち方など
人間関係を良好に保つ実用的な会話術が詰まっている。


正確な文法や語彙力にこだわりすぎず、
意思疎通と相手からの印象を重視したスタンスで
頭でっかちになりがちな英語学習を見直させてくれる。


英語で会話するときのヒューマンスキルを上げてくれる1冊。

絵でおぼえる英会話<ビジネス編>

海外のデザイン会社に入社した女性が
社内で交わす英会話をマンガで表現したもの。


マンガといっても太い線で描かれた非常に簡素な作風で
会話する2人以外ほとんど省かれているという
独特なタッチが読みにくくて戸惑った。


ただ、会話内容は会社員らしいリアルな雰囲気があり、
社内を舞台にしたいろいろな英文を読んで
簡単な日常の雰囲気を味わうことができるのと
ひとつひとつのエピソードが短いので
空いた時間に少しずつ読み進めることができる。


しかし、本の後半はまるまる前半のコピーで
ディクテーション用にセリフ部分が空白になっているだけなので
実質的には全ページ数の半分の内容しかなく、
この構成はあまりにも無駄が大きい。
これなら後半も新たなエピソードを載せるか、
ページ数を半分にした方が意味があるだろう。


クセのあるマンガのタッチと
無駄なページ構成はかなり気になるが、
短い会話文を読む練習をしてみたいなら悪くない。

難しいことはわかりませんが、マンガで英語が話せる方法を教えてください!

外国人と英語で意思疎通するために
割り切ったシンプルな会話術をマンガで説明したもの。


中学高校で英語の授業は受けたものの
いざ外国人と会話するとなると
文章がうまく出てこないという主人公が
柔軟性の高いフレーズを使って
いろいろなシチュエーションを乗り越えるという内容。


まったく話せないよりはいいと思うが、
この方法だと聞き手である外国人側に
意図を汲み取ってもらう負担を常にかけることになるのと、
状況や身振り手振りで推測できない英作文には使えないため、
あくまで短い会話に限定した小手先のテクニックと言える。


その場しのぎで構わないという人ならいいが、
外国人と対等に会話できるようになりたい人や
利用価値の高い英語力を身につけたい人は
きちんと勉強する方が結果的に近道になるだろう。

丸暗記なしで身につく 見る英単語

英単語を構成する要素の意味から
動詞や形容詞の持つイメージを紹介する本。


英単語の暗記といえば
ただ漠然と暗記していく作業になるが、
本書は語源や接頭語の意味などから
その単語が持つイメージを紹介していく。


イメージをつかむことで
スペルが似ていても取り違えるミスが減るし、
同じ単語が持つ別の意味に共通点があることもわかる。


イラストや注釈も多いので
英単語の勉強という負担を感じず、
英語への興味と好奇心を刺激されながら
サクサクと読み進められる良質な1冊。

TOEIC L&R TEST英文法 TARGET900

TOEICで800点~900点台を目指すべく
リーディングセクションのPart5の練習問題を集めた問題集。


リーディングセクションの最初に出題される
品詞や単語力、文法力などを問う短文穴埋め問題について
1ページあたり2問構成で全240問が収録されている。


高得点を目指すためには
全30問を10分で解く実力が必要になるが、
どのように選択肢を絞るか、
どういった単語を知っておく必要があるかなど、
押さえるポイントをサッと確認できて便利。


徐々に難易度が上がるように掲載されているということだが、
序盤から悩まされる問題が多数あり、
中級者には歯応えのある内容になっている。


ある程度の英語力を身につけた人が
回答スピードとミス減少を目標に
実力を底上げするための1冊。

この日本語バリバリ英語にしにくいバイ!

言語学者でもあるアメリカ人から見て
英語に置き換えにくい日本語を紹介したもの。


普段当たり前に使っている日本語に関して
いざ英語に訳そうとしてもなかなかしっくりこないものが
いろいろと挙げられていて面白い。


単に英語への置き換えを試すだけでなく、
「さすが」「微妙」などの言葉が
さまざまな意味で使われていることが説明されており、
意識していなかった多様な使われ方を再認識できる。


ただし英文を読んで「なるほど」と思うには
中学英語レベルの文章をさっと読んで理解できる必要があるので、
ある程度の英語力を身につけている人向けのエッセイ。

英語多読 すべての悩みは量が解決する!

英語力をつけるために
難易度の低い英語本をたくさん読む「多読」を推奨する本。


前半は多読のやり方と効果が解説され、
後半で多読に適した作品の紹介と質疑応答が展開されるので、
多読に関してまったく取り組んだことがない人でも
その方法や意義が理解できるようになっている。


実際にたくさんの英語読書をこなしてきたが、
数十冊をこなしたあたりで語彙力や読解速度が伸び、
英語に対する抵抗力がぐっと減ることが実感できた。


多読トレーニングについて
有益さを理解している人やすでに始めている人には薄い内容だが、
ほとんど知らない人のための入門書としては悪くない。

アメリカの小学校教科書ドリルでおもしろいほど英語が身につく!

小学1年生から6年生までの各教科の問題を
英語を使って答えていくもの。


問題の難易度はそれほど高いものではないが、
英語を通して受け答えする形式になっているため、
英単語や基礎的な文法が問われるようになっている。


ただ、問題文の大半が日本語なので
もっと英語の比率を高めてもよかったように思うし、
問題が少なすぎて問題集というよりはコラムに近い印象。


小学生レベルの問題でも英語表現を知らなかったりするので
英語に触れる切り口としては面白い。

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