後ろめたい思いをしたときに見かける不思議な生き物を軸に
小学生の日常を描いたマンガ。
話の中心になるのは小学生の男の子たちだが、
同作者の「岡崎に捧ぐ」に通じる面白さがあり、
駄菓子やゲームといった子供時代の娯楽との付き合い方が懐かしい。
友達や兄妹、親とのやり取りが妙にリアルでよい。
のん気や日常の様子ばかりでなく、
子供ながらに罪悪感を感じる瞬間が描かれていて、
なんとなく居心地の悪い気持ちが伝わってくる。
コミックエッセイ的なノリで、
小学生の気持ちに戻って当時を追体験できる良作。
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