周囲の状況を読み取るカメラやセンサーと
その情報を処理するソフトウェアによって
人間が運転する必要なく目的地へと運んでくれる自動運転車について
その現状と将来を説明したもの。
専門技術の集大成である自動運転車だが、
そういった方面の知識がなくても非常に読みやすく、
自動運転車が現段階に至るまでの歴史を理解し、
来たるドライバーレス社会について期待させてくれる。
また、自動運転車が社会に導入されるにあたって
懸念される問題点に関しても
非常に論理的に解説されていて納得できる。
本書を読み進めることで
いろいろな方面の疑問が氷解していくのが気持ちいい。
400ページを超えるボリュームだが、
自動運転車に関する話だけで
これほどさまざまな内容が語れるのも素晴らしい。
自動運転車に少しでも興味があるなら読んで欲しい良書。