サーカス団のもとで生まれた耳の大きい象を巡り、
さまざまなトラブルが起こる話。
1941年公開のディズニーアニメを元にした実写映画版で、
アニメ版を観ていなくても
問題なく理解できるようになっている。
ダンボが空を飛ぶ様子や
第1次世界大戦当時の雰囲気は素晴らしいが、
ストーリーとしてはそこまでのめり込む魅力がなかった。
ダンボや団員たちが虐げられる心苦しい場面が多いのに
それに見合うほど爽快感を得られる部分がないし、
子供たちや団員に感情移入するタイミングがなくて
応援するような気持ちがあまり湧かなかった。
ダンボが人間の都合で
引っ張り回される様子ばかり見せられるので、
夢のあるキャラクターというイメージほど
気楽に観ることができない作品。
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ダンボ(1941年公開アニメ版)