高い致死率と感染力を持った新型ウイルスが
日本中で蔓延していく話。
次々と感染者が増えて民衆がパニックに陥ったり
病院の許容量を超えて医療崩壊を起こす場面は
2020年に世界中で猛威を振るった
新型コロナウイルスの様子と酷似する部分があり、
高いリアリティがあって非常に怖い。
ただ、感染の危険がある場所で
やたら無防備のまま行動する様子は
医者のはずなのに危機感がなさすぎるように見えるし、
展開が遅くて中盤以降のテンポが悪く感じた。
パニック映画としてのリアリティは評価できるが、
映画としての面白みはあまり感じられない作品だった。