農場を営む夫婦に育てられた子供が
突如として強力な力を暴走させる話。
「スーパーマン」と同じ設定を踏襲しつつも
とことん悪の方向に偏ったキャラクターが面白く、
気に入らないことに対して容赦のない暴れっぷりが強烈。
遠慮のない描写も迫力があって見応えがある。
残念なのはとにかくテンポが悪いところで、
何か起こりそうな雰囲気を漂わせながらも
なかなか事件が起きないのでストレスがたまる。
話の収まりも悪く、やっと盛り上がってきたと思ったところで
終わってしまってモヤモヤする。
続編を意識したのかもしれないが、
もう少し密度を高くしてくれないと
1本の映画としてはどうにも消化不良だった。
映像の迫力があるだけに残念。