ジョン・ナッシュの半生を映画化したもので、
統合失調症に苦しんだ天才数学者を描いたもの。
人並み外れた数学の素質を発揮しながらも
社交性がなく偏屈な性格に引き付けられる。
特化した才能がありながらも
人付き合いが下手な様子が妙にリアル。
統合失調症の苦しさを非常にうまく描いていて、
他人に理解されない症状が恐ろしい。
それを表現した主役の演技が強烈で、
どんどん病んでいく様子が見事に伝わってくる。
大きな進展のある中盤からの盛り上がりがも素晴らしく、
先が読めない興奮に目が離せなくなった。