「るろうに剣心」シリーズの前日譚で、
剣心が「人斬り抜刀斎」と呼ばれていた頃を描いたもの。
コミカルなノリが随所に見られたテレビアニメ版とは異なり、
ひたすらシリアスな雰囲気が漂う大人向けの作品で、
血飛沫を浴びながら次々と人を斬る壮絶な戦闘シーンが楽しめる。
また、剣心の特徴的な頬の十字傷がどのようについたのかが描かれ、
本編で消化不良だった部分がピタリと埋まる気持ちよさがある。
剣心の人斬りとしてのストイックな面を味わいつつ、
不殺を決意した理由までがハッキリする綺麗な構成で、
テレビアニメ版とはまた違った味わいがある良作。
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