ひどい侮辱を受けたまま切腹を命じられた主君に代わり、
家臣たちが力を合わせて恨みを晴らす話。
赤穂事件を題材にした「忠臣蔵」のひとつだが、
冒頭から登場人物がやたら多い上に区別がつきにくく、
誰がどの人物なのかパッとわからないのが厳しい。
忠臣蔵の最重要人物は
浅野内匠頭(あさのたくみのかみ)、
吉良上野介(きらこうずけのすけ)、
大石内蔵助(おおいしくらのすけ)の3人だが、
あまり明確な紹介がないまま話が進むので、
ある程度の筋書きを知っている人向けの作品に思える。
また、セリフが聞き取りにくい上に
時代劇特有の言葉遣いを理解するのが難しいし、
場面が急に飛んだり、描写が省かれているところがあるなど
映像的にもわかりにくい部分が多い。
討ち入りに協力する47人も
最後の場面で唐突に集まったような印象だし、
いまいち主人公たちに感情移入できないまま
傍観するばかりという内容だった。
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