国語の教科書でも紹介されるような
有名な日本文学のあらすじをマンガ化したもの。
収録作品
●東海道中膝栗毛(とうかいどうちゅうひざくりげ)
●檸檬(れもん)
●風立ちぬ
●注文の多い料理店
●こころ
●人間椅子
●高野聖(こうやひじり)
●山月記(さんげつき)
●たけくらべ
●夏の葬列
●刺青(しせい)
●夜明け前
●蟹工船
●白痴(はくち)
●斜陽
●人間失格
●羅生門
●地獄変
●曽根崎心中
●高瀬舟 ( たかせぶね )
非常にとっつきの悪い文学作品が
誰にでも読みやすいマンガになっている上に、
全20作品とボリュームも十分なのが嬉しい。
作品名ぐらいは聞いたことがあっても
どういう話なのかきちんと知らなかったものについて
短時間でざっと知ることができるのが非常に便利。
歴史に残る作品だと言われていても
オチらしいものもなく終わってしまったり
面白味が見いだせないものが多々あるが、
マンガであれば読むのに費やした時間がわずかなので
ほとんど損した気にならなくて済む。
常識のひとつとして筋書きを知っておきたい人にも、
数ある文学作品の中でどれから読むか悩んでいる人にも、
最初のとっかかりとして手を出しやすい1冊。
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