同名の韓国映画をリメイクした作品で、
嫌われ者の汚職刑事が次々とトラブルに見舞われる話。
冒頭からジェットコースター感あふれる展開で
場当たり的に行動する主人公にハラハラさせられる。
いつもは冷静でストイックな役が多い岡田准一が
動揺しながら保身のために必死になる様子は新鮮。
また、中盤で描かれる回想シーンによって
すべての要素が綺麗につながっていく構成も素晴らしい。
関係者それぞれがどんどん追い詰められていき、
ギリギリの綱渡りが続く展開に目が離せない。
キャスティングと各役者の演技も見事で、
いろいろな利己心が衝突し合うサスペンスの傑作。