小さな村を舞台に、少年が事故で死んだ愛犬を蘇らせる話。
1984年公開の短編映画を現在の技術で90分ほどにリメイクした作品で、
全編ストップモーションアニメで表現された白黒映画である。
「シザーハンズ」を思い出す田舎町と
ティム・バートンのセンスがあふれたキャラクターが素晴らしく、
動きは滑らかすぎてストップモーションだとわからないほど。
和やかな筋書きかと思いきや、割と本格的なホラーで
子供たちのイタズラが町全体を恐怖に追いやる内容。
デザインや動きは見事なのだが、映画としてはそれほど面白くはなく、
なぜそうなったか理屈がよくわからない展開とドタバタ騒ぎで終わってしまう。
シナリオ的にやや納得できない部分もある。
あくまでティム・バートンのファン向けの作品。