21世紀の自衛隊が輸送艦ごと戦国時代へとタイムスリップし、
戦国武将の勢力争いに加勢する話。
前作の主人公たちが関わった少し後の時代を舞台としている。
前作より史実を踏まえたネタが多くなり、
日本史に疎い人にはややわかりにくいところもあるが、
ミリタリー系に興味がある人には楽しい場面も増えた。
残念なのは主人公が把握している他の隊員たちの状況が
読んでいる側にはなかなか伝わってこないところで、
自軍がどの程度の被害を受けたのかがよくわからない。
読みにくいセリフが多用されるのはやや難点だが、
全編に渡って大きな戦争が味わえるボリューム感は良い。
最終巻だけは取ってつけたような後日談になっていてイマイチだった。
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