仲のいい家族が何者かの執拗な嫌がらせを受ける話。
どこにでもいそうな家族が突如として嫌がらせを受けるのは
誰にでも起こりうる恐怖を感じて面白い。
通報や防犯カメラなど、市民ができそうな対処もした上で展開していくので
これ以上何ができるのか、という不安が煽られる。
円タウン出版社の沢尻エリカはやや嘘っぽいキャラクターだし、
佐藤二朗の常に悪ふざけしたような言動は内容から浮いていてイマイチだが、
それ以外はキャスティングも含めてよくできている。
嫌がらせ被害以外にも仕事や趣味の中で問題が起こるので
退屈せずに観続けることができた。
ただ、最終話は納得できないオチ(ミステリー作品のルール違反)と、
やたらヌルいまとめ方にどうにも消化不良を感じた。