レビューブログ【レブログ!】

映画、アニメ、ドラマ、マンガ、書籍、英語読書の感想(ネタバレなし)が6000件以上!


名探偵コナン 犯人の犯沢さん<1~8巻>

子供の姿に変えられた主人公が
次々と殺人事件を解決していく「名探偵コナン」のパロディで、
作中で正体のわからない犯人として描かれる真っ黒なキャラクターが
物語の舞台となる米花町に移住してくる話。


金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿」と似たコンセプトだが、
特定のエピソードで出てきた登場人物ではなく、
見た目だけ犯人役とそっくりで
本編の内容を何も知らない田舎者という設定が面白い。


「名探偵コナン」の世界観をうまく利用しており、
毎回のエピソードで殺人事件が起こる町の住民が
生活している日常を絶妙に笑いにつなげている。


あくまで本編の内容を理解している前提だが、
ミステリーものの舞台裏を楽しめるパロディ。


【関連作品のレビュー】
名探偵コナン 犯人の犯沢さん(アニメ)
名探偵コナン(マンガ)
名探偵コナン 時計じかけの摩天楼(アニメ)
名探偵コナン 14番目の標的(アニメ)
名探偵コナン 世紀末の魔術師(アニメ)
名探偵コナン 瞳の中の暗殺者(アニメ)
名探偵コナン 天国へのカウントダウン(アニメ)
名探偵コナン ベイカー街の亡霊(アニメ)
名探偵コナン 迷宮の十字路(アニメ)
名探偵コナン 銀翼の奇術師(アニメ)
名探偵コナン 水平線上の陰謀(アニメ)
名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌(アニメ)
名探偵コナン 紺碧の棺(アニメ)
名探偵コナン 戦慄の楽譜(アニメ)
名探偵コナン 漆黒の追跡者(アニメ)
名探偵コナン 天空の難破船(アニメ)
名探偵コナン 沈黙の15分(アニメ)
名探偵コナン 11人目のストライカー(アニメ)
名探偵コナン 絶海の探偵(アニメ)
名探偵コナン 異次元の狙撃手(アニメ)
名探偵コナン 業火の向日葵(アニメ)
名探偵コナン 純黒の悪夢(アニメ)
名探偵コナン から紅の恋歌(アニメ)
名探偵コナン ゼロの執行人(アニメ)
名探偵コナン 紺青の拳(アニメ)
名探偵コナン 緋色の弾丸(アニメ)
名探偵コナン ハロウィンの花嫁(アニメ)
名探偵コナン 黒鉄の魚影(アニメ)


mclover.hateblo.jp

地獄楽(じごくらく)<全13巻>

類い稀な戦闘能力を持つ死刑囚と監視役が
不老不死の仙薬を探すために奇妙な島に派遣される話。


各キャラクターの尋常でない強さや
異常な戦いぶりも非常に迫力があるが、
そんな彼らが大胆に死んでいく展開が斬新。
奇妙な生き物や植物にあふれた世界観が恐ろしく、
次に何が起こるのかわからなくて目が離せない。


場面によって焦点が当たる人物が変わるが、
その都度感情移入してしまうほど
それぞれに魅力があるのも素晴らしい。
キャラクターの作り方が非常にうまくて感心する。


序盤のうちからクライマックス感にあふれ、
ジワジワと見えてくる島の全貌も相まって
ページをめくる手が止まらないが引きの強さがある。


画力やキャラクター、ストーリーなど
いろいろな要素が高い完成度で融合した作品。


【関連作品のレビュー】
地獄楽(アニメ)

名探偵コナン<1~50巻>

探偵としての優れた能力を持つ高校生が
薬を飲まされたことで幼い子供の姿となり、
さまざまな事件の真相を暴いていく話。


1994年から100巻以上も続く長寿マンガだが、
ほとんどのエピソードは事件ごとに独立しているし、
ひとつの事件が数話で完結するので
テンポよく読み進められて面白い。
次から次へと読んでしまう不思議な中毒性がある。


容疑者が多い事件は登場人物の把握が大変だったり、
大掛かりなトリックに無理を感じたりする部分はあるが、
気楽に楽しめるミステリーとして世代を選ばない良作。


【関連作品のレビュー】
名探偵コナン 時計じかけの摩天楼(アニメ)
名探偵コナン 14番目の標的(アニメ)
名探偵コナン 世紀末の魔術師(アニメ)
名探偵コナン 瞳の中の暗殺者(アニメ)
名探偵コナン 天国へのカウントダウン(アニメ)
名探偵コナン ベイカー街の亡霊(アニメ)
名探偵コナン 迷宮の十字路(アニメ)
名探偵コナン 銀翼の奇術師(アニメ)
名探偵コナン 水平線上の陰謀(アニメ)
名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌(アニメ)
名探偵コナン 紺碧の棺(アニメ)
名探偵コナン 戦慄の楽譜(アニメ)
名探偵コナン 漆黒の追跡者(アニメ)
名探偵コナン 天空の難破船(アニメ)
名探偵コナン 沈黙の15分(アニメ)
名探偵コナン 11人目のストライカー(アニメ)
名探偵コナン 絶海の探偵(アニメ)
名探偵コナン 異次元の狙撃手(アニメ)
名探偵コナン 業火の向日葵(アニメ)
名探偵コナン 純黒の悪夢(アニメ)
名探偵コナン から紅の恋歌(アニメ)
名探偵コナン ゼロの執行人(アニメ)
名探偵コナン 紺青の拳(アニメ)
名探偵コナン 緋色の弾丸(アニメ)
名探偵コナン ハロウィンの花嫁(アニメ)
名探偵コナン 黒鉄の魚影(アニメ)
名探偵コナン 犯人の犯沢さん(パロディマンガ)
名探偵コナン 犯人の犯沢さん(パロディアニメ)


mclover.hateblo.jp

カルト村で生まれました。

独自の習慣や制限を強いられる
特殊な集団生活を送ってきた作者が
子供だった当時を振り返ったもの。


宗教団体の一種だと思われるが
教祖の存在や金品の献上などは感じられず、
あくまで子供視点から見た日常を描いている。


食事や娯楽、自由が厳しく制限された生活は
子供にとってはかなり過酷だと思うが、
作風が淡々としすぎていて
深刻さや過酷さがどうにも伝わってこなかったり、
ふいに挿入される夫のコメントなどは好みが分かれる。


また、文字が小さくて読みにくいなど
マンガとしてもイマイチな部分があり、
せっかくの貴重な体験談が
表現方法のせいで阻害されているのは残念。


集落の異常性は興味をそそるが、

愛と呪い」や「カルト宗教信じてました。」あたりの
強烈な描写と比べるとパンチが弱く、
そこまでの壮絶さが味わえなかった。

ONE PIECE(ワンピース)<1~61巻>

海賊王を目指す少年がいろいろな人々と出会いながら
仲間とともに旅をしていく話。


1997年の連載開始から25年以上も続く大人気作品だが、
どうにも読みにくい部分ばかりが目についたり
誰にも感情移入できなかったりして、
その面白さがわからなかった。


とにかくアクションシーンが読みづらいのが問題で、
キャラクター同士の位置関係や
何に向かってどういう動作をしたのかが
理解しにくいことが多々ある。


状況を映しているカメラの位置や角度が不自然に移動したり、
特定の場所や顔がアップになりすぎていたり、
違う場所のコマがいきなり挿入されるせいで、
物語のどの場面を映している絵なのかがわからなくなるのだ。


また、手前のキャラクターと背景が
同じ濃さ・密度・太さで描かれているせいか、
コマの中で注目すべき場所が直感的にわからず
ゴチャゴチャした絵だという印象も受ける。


主人公たちの冒険の進捗具合が実感できないのも問題で、
目先の目標だけが提示されるばかりで
全体としてはどのぐらいゴールに迫っているのかわからず、
クライマックスを期待する気持ちが湧いてこない。


主人公であるルフィは感情移入しにくく、
行き当たりばったりで頭の悪い言動ばかりで
トラブルを次々と招く様子にイライラさせられるし、
要所要所で身体を張るキャラクターはよく言えば王道だが、
言動が白々しくて鼻についてしまうところがある。


エピソードが変わるたびに個性的なキャラクターを
新しく登場させるセンスは素晴らしいのだが、
世間でもてはやされているほど評価を実感できなかった。


【関連作品のレビュー】
ONE PIECE(映画)
ONE PIECE ねじまき島の冒険(映画)
ONE PIECE 珍獣島のチョッパー王国(映画)
ONE PIECE THE MOVIE デッドエンドの冒険(映画)
ONE PIECE 呪われた聖剣(映画)
ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島(映画)
ONE PIECE エピソード オブ アラバスタ 砂漠の王女と海賊たち(映画)
ONE PIECE エピソード オブ チョッパー+冬に咲く、奇跡の桜(映画)
ONE PIECE FILM STRONG WORLD(映画)
ONE PIECE 3D 麦わらチェイス(映画)
ONE PIECE FILM Z(映画)
ONE PIECE FILM GOLD(映画)
ONE PIECE STAMPEDE(映画)
ONE PIECE FILM RED(映画)
ONE PIECE(実写ドラマ)

風のように

「あしたのジョー」や「あした天気になあれ」をはじめとする
さまざまな名作を生みだしたちばてつやの短編集。


収録作品
 ●風のように
 ●あるインクの話
 ●え~ん
 ●屋根うらの絵本かき
 ●茂助じい
 ●あるあしかの話


1970年代の古い作品ばかりだが、
キャラクター作りが非常にうまく
どの話も読み始めてすぐに感情移入してしまう。
全体的にオチは弱めではあるものの
独特の哀愁を感じる読み心地で面白い。


特に「あるインクの話」は非常に面白く、
その展開にワクワクさせられるし、
どんどん深刻になっていく状況に目が離せなくなる。


ちばてつや作品の味わいが好きな人向け。


【関連作品のレビュー】
ひねもすのたり日記(エッセイ)


mclover.hateblo.jp

どるから<1~9巻>

正道会館の創始者である石井和義
女子高生に転生した上で空手道場を再建していく話。


実在の空手家が女子高生に生まれ変わる奇抜な設定だが、
正道会館を全国に広め、K-1を創立した人物なだけに
やたらとリアリティのある語り口が面白い。


格闘技やケンカに関するウンチクだけでなく、
道場の経営やイベントの運営に関する生々しい知識が披露され、
ビジネス本として参考になる面もある。


主人公を取り巻く状況がどんどん変化して
常に緊迫感のある課題が迫る展開も面白いし、
格闘マンガとしても見応えがあって没入できる。


インパクト重視の薄っぺらい作品かと思ったが、
石井館長の豊富な経験を惜しみなく取り入れた
想像以上に骨太で中身の濃い良作だった。

私と脱出しませんか?<1~4巻>

何事も熟考してしまう高校生が
謎解きゲーム好きのクラスメイトと親しくなる話。


リアル脱出ゲームや謎解きを題材にした珍しいマンガで
そのプレイ感が非常にうまく再現されている。
未経験者でもよくわかるよう説明されていくし、
実際に解きごたえのある問題が掲載されているので
謎解きが好きな人にも楽しめる。


柔軟な発想があれば特別な知識がなくても
答えが導ける謎解きの面白さと、
リアル脱出ゲームをプレイする楽しさが味わえる作品。


mclover.hateblo.jp

ムムリン<全3巻>

お笑いコンビ、ハライチの岩井勇気が原作を務めたマンガで、
宇宙旅行中に遭難に遭った生き物が
日本の小学生のところにたどり着く話。


主人公の少年のもとに異世界から不思議な生き物がやってくるという
ドラえもん」や「まじかる☆タルるートくん」のような設定だが、
ありがちなシチュエーションに流されずに
次々と論破していく少年の言動がとにかく秀逸。


その主張がいちいち筋が遠いっていて感心するし、
既存のセオリーがどんどん破壊されていき、
結果的に地球外生命体が一番常識を持っているという
独特のシュールさが面白い。


かわいらしい世界観の中に
異物として放り込まれた毒気を楽しむための作品。


【関連作品のレビュー】
僕の人生には事件が起きない(エッセイ)

闇金ウシジマくん外伝 肉蝮(にくまむし)伝説<1~15巻>

闇金ウシジマくん」の中のいくつかのエピソードに登場した
肉蝮(にくまむし)を主人公にしたスピンオフ作品で、
彼の圧倒的な強さをトラブル解決に活かそうとする人々の話。


数巻ごとに登場人物を一新してエピソードが切り替わるが、
一番最初の「毘婆(びば)編」では
肉蝮の異常な怪力や運動能力を踏まえた強さが描かれ、
どんな立場の相手にもひるまず
次々と倒していく狂暴な無双ぶりが味わえる。


3巻からの「イベサー編」以降は復讐のために
肉蝮の力を利用したいと思う主人公を中心に描かれ、
いざというときに頼りになる肉蝮を不思議と応援したくなる造り。
ただ、強すぎるせいでアクションの描写が大雑把になるシーンが増えるので
格闘アクションを味わいたい人には物足りなくなるだろう。


「闇金ウシジマくん」本編とは異なる作者の作品とはいえ
タッチや作風はほとんど違和感なく再現されており、
日常と隣り合った恐怖感を味わいたい人や
尋常でない戦いを見たい人なら楽しめる。


【関連作品のレビュー】
闇金ウシジマくん(マンガ)
闇金ウシジマくん 第1シーズン(ドラマ)
闇金ウシジマくん(映画)
闇金ウシジマくん 第2シーズン(ドラマ)
闇金ウシジマくん Part2(映画)
闇金ウシジマくん 第3シーズン(ドラマ)
闇金ウシジマくん Part3(映画)
闇金ウシジマくん ザ・ファイナル(映画)
闇金ウシジマくん外伝 闇金サイハラさん(ドラマ)

総アクセス数