ドラマ開始後、20周年ということで
小説などで有名な作家たちとコラボレーションした企画。
●厭な扉
京極夏彦とのコラボ。
あまりにもネタが単純すぎて、ごくごく予想通りの展開で進む。
まさかこの程度の内容か、と思ったあたりで終わってしまった。
題名にある「扉」もそれほどクローズアップされることがなかった。
●はじめの一歩
万城目学とのコラボ。
優柔不断でテンポが遅いことが足を引っ張っている、という設定はいいが、
ビジネスの場面ならともかく、普段の生活で使う表現ではないので
「まず、はじめに」という言葉をプライベートで使うことに違和感を感じる。
オチに驚かされることもなく、平凡な内容だった。
神様たちのキャラクターはなかなか良い。
●栞の恋
朱川湊人とのコラボ。
ストーリーは単純だが、本屋の立ち読みでつながる淡い関係や
純粋な雰囲気の堀北真希が見ていて惹き込まれる。
●殺意取扱説明書
東野圭吾とのコラボ。
これも予想通りのオチに落ち着くが、
残酷な内容を説明書らしい口調で冷静に説明するのが面白い。
「殺意=殺人」と単純にたどり着くのではなく
いろいろな面から確認や対処法が挿入されるのも良い。
●燔祭
宮部みゆきとのコラボ。
役者たちの演技は抜群だが、盛り上げるだけ盛り上げておいて
「これでいいの?」というラストに驚いた。
その程度の復讐心だったのかという疑問と
きっちり片付いていない復讐劇が中途半端。
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