巻数が表示されていないのでわかりづらいが
「誕生編」に続くシリーズ第2弾となる。
前作に続き、育児に積極的に参加する夫と
マンガ家の母とのエッセイマンガになるが、
今回は特に育児の主義に関して個性が出ているので
考え方が受け入れられない人にとっては拒絶感が大きい。
ひとつはホメオパシー。
最近、特に話題になった民間療法だが、医学的な根拠がなく
疑問を持つ人も非常に多いだろうが、
本作での両親、特に母親はホメオパシーをかなり信頼しているようで、
母親だけでなく子供自身にも、ことあるごとに
「レメディ(液体を染み込ませた砂糖玉)」を飲ませる場面がある。
それで治った場合は「ホメオパシーすごい!」となるし、
逆に不調になった場合は「毒素が出てくる好転反応だ」となるので
どちらに転んでもホメオパシーの否定につながらないのである。
また、病院や医師に不信感を持っているのか、
子供が不調なときにも素人判断をし、即座に病院に出向くことをしないため、
10円玉を飲み込んだ子供を1日半も様子見している描写がある。
(その間、ホメオパシーを試したりしている)
子供が肘関節を脱臼したときも同様に様子見。
このあたり、それぞれの親がどういう考え方で育児を行うかによるが、
一般的な行動からはズレているのは確かで、
「こんな扱いは許せない」と感じる人もいるだろう。そういう人には合わない作品。
個人的には読んでいてヒヤヒヤするし、子供を不憫に思った。
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