民間企業に勤めた上で、中学や高校の校長経験もある筆者が
主に小学校・中学校・高校の授業や業務内容において
改善すべき慣習やシステムを提案したもの。
いろいろな学校を内外から見た経験から
学校教育に対して掲げられた理念と実状を比較し、
効果が見込めないのにも関わらず
制度として課せられているものや
旧態依然とした仕組みに疑問を唱える内容。
単に現状を否定するだけでなく、
校長として実際に実施したアイデアや
変更可能な範囲を示した情報もあり、
学校関係者なら参考になるものが多い。
教育関係者や子供を持つ親が疑問に感じていた部分が
スッキリと言語化・解説されており、
改革のとっかかりを見出すための1冊。