世間に流通している食品の裏側、
作る際に秘密裏に行われるテクニックなどが紹介されている。
食材・食品が1ページずつ掲載され、
それぞれ「こんな風に作っている」「こんな薬品が使われている」と
普通に食べるのが怖くなるような舞台裏を紹介するが、
「そうだったのか」と感心するとともに、
それを知ったからといって今の時代にその食材を避けて
より自然に近いものや本来の状態を手に入れるのは
実質不可能だったり、手間や資金がかかりすぎたりする。
危険とは言いながら実際にどんな薬品なのか
きっちりと薬品名が挙がっていなかったり、
「こういう風に作られているのではないか」
「こんなような話を聞いたことがある」などと
妙にあやふやな部分もあるため、この本を完全に信用する気にもなれなかった。
雑学として気楽に読む程度ならいいだろうが、
説得力に欠ける部分も多々あるため、
そのあたりを割り切って楽しむのがいいだろう。