マンガ家である押切蓮介が「でろでろ」を連載中だった頃の様子を描いたもの。
母親と2人で暮らしつつ、ひたすら不運が続く生活が悲惨ながらも面白い。
ホラーものを得意とする作者なだけあって、
実経験をホラー調に展開していく流れが非常にうまい。
並みのホラー作品より恐怖を感じる場面もあり、途中でやめられない引きがある。
「でろでろ」巻末の作者日記などの独特のノリが好きなファンはもちろん、
根暗な漫画家が生活の様子を描いた雰囲気は
福満しげゆきと非常に似たものがあり、
彼の作品が好きな人にもオススメ。
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