会計の一番基本的な導入部をマンガで説明した本。
タイトルに「勉強法」とあるが、勉強の仕方を説明したものではなく、
損益計算書(PL)、貸借対照表(BS)、キャッシュフロー計算書(CS)の
3つの表の意味や動きを説明したもの。
マンガ部分はコマが大きく、文章部分も文字が大きいので
やたらとページの消耗が激しく、内容は薄めだが、
会計の基本となる決算書に関する説明は丁寧。
特に中盤で、立ち上げたばかりの会社を例に
資本金の振込みや必要な設備投資などに合わせて
表がどのように変化していくかを見せる流れは非常にわかりやすい。
これから会計を勉強しよう、という人が
最初のハードルを下げるための本、という印象で
本書を読んだ上できちんとした会計本に手を出せば
スムーズに理解していくことができるだろう。