素人同然の状態で社長に就任した主人公が
会計を勉強しつつ会社を再建していく話。
薄い内容のマンガによくある煽りタイトルを付けた本かと思いきや、
これが非常に内容の濃い、勉強になるものだった。
マンガではあるが、解説内容に無関係な要素を可能な限りそぎ落とし、
会計に関して書類の読み方から数値同士のつながり、
実状との連動具合をうまく説明している。
単に決算書の意味を説明するだけでなく、
そのどの部分を注目して問題を見出すか、
裏側に隠れた事情を見抜くコツなどが語られる。
会社の状況と問題点を知るための会計知識を得たい人に
敷居が低く、わかりやすい解説書としてオススメの1冊。
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